ハンドリリース・ハンドキャッチする派?しない派?

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私はする派です。


ハンドリリース&ハンドキャッチとは…

ドローンのハンドリリース(Hand Launch)とハンドキャッチ(Hand Catch)は、ドローンを手で投げて飛行を開始し、手で受け止めて着陸させる方法になります。
これらの技術は、ドローンを飛ばすにあたりマスターした方が良いと思っています。
私の経験をもとに、様々なシーンでハンドリリース(Hand Launch)・ハンドキャッチ(Hand Catch)を解説していけたらと思います。

ハンドリリース (Hand Launch)
ハンドリリースは、ドローンを手で持って垂直に上向きに向け、プロペラを回転させることで、手から放り出して飛行を開始する方法です。ハンドリリースを使用すると、特に制約のある場所や高さのある場所からドローンを安全に飛行させることができます。

1. ドローンの電源を入れます。

2. ドローンを手で持ち、プロペラが手から離れるように上向きに向けます。

3. ドローンの電源を入れるか、適切なリモコンコマンドを使用してプロペラを起動します。

4. ドローンが安定したら、手を離し、飛行を開始します。

ハンドキャッチ (Hand Catch)
ハンドキャッチは、ドローンを飛行中に手で受け止めて着陸させる方法です。これにより、ドローンのプロペラが地面に接触するのを防ぎ、安全な着陸ができます。ハンドキャッチは、特に不安定な場所での着陸やドローンのプロペラを守るために使用されます。

1. ドローンを手で安全に受け止めるために、着陸点の上方でドローンを静止させます。

2. ドローンを手のひらで静止させ、プロペラが回転するのを待ちます。

3. ドローンが安定していることを確認し、手をプロペラから遠ざけて受け止めます。

4. ドローンが手に安全に収まったら、プロペラを停止させ、電源を切ります。

ハンドリリースとハンドキャッチは、ドローン操作において便利な方法ですが、安全に実施するためには注意が必要です。特にプロペラに怪我をしないように注意し、ドローンの飛行能力と操作方法を熟知しておくことが重要です。また、メーカーの指示や安全ガイドラインに従うことも忘れないようにしましょう。

シーン1

⚫︎撮影場所:船の上からの撮影
⚫︎天気:晴れ
⚫︎風:1m〜3m
⚫︎時間:昼間
⚫︎機体:DJI Mavic 3 pro Cine
⚫︎フライトモード:Nモード
⚫︎ホームポイントからの距離:約1km〜2km
⚫︎難易度:★★★★★

過去の事例
○小笠原諸島「南島」の撮影
船を半日チャーターして南島上空、鮫池を撮影させて頂きました。
その際、風は1m〜3m、波は少々ありました。
船の船首に立ち撮影する際に船首の部分に置いてドローンを飛ばす事は不可能と判断しました。
その際、ハンドリリース(Hand Launch)・ハンドキャッチ(Hand Catch)はマストになります。
注意事項としては、船は縦にも横にも揺れます。
船を追尾やホームポイントから離れてしまっての撮影はものすごく危険です。
船長と相談のもと、船を停泊又はずれても5m以内の撮影がおすすめです。
ハンドキャッチ(Hand Catch)してドローンを90度傾ける事でプロペラ強制停止されます。
両足を肩幅以上に広げ踏ん張り揺れなどに耐えてハンドキャッチ(Hand Catch)をしてみてください。

シーン2

⚫︎撮影場所:海沿いの崖
⚫︎天気:晴れ
⚫︎風:3m〜4m
⚫︎時間:昼間
⚫︎機体:DJI Mavic 3 pro Cine
⚫︎フライトモード:Nモード
⚫︎ホームポイントからの距離:約1km〜2km
⚫︎難易度:★★★☆☆

過去の事例
○与那国島「馬鼻崎」断崖絶壁に立ち海に向かって飛行しました。
地面はゴツゴツしている岩になりドローンを置く場所がないと判断しハンドリリース(Hand Launch)・ハンドキャッチ(Hand Catch)にて飛行。
船の上と違い揺れはないのでその点ではそこまで難しくないのですが、断崖絶壁を吹き上がる風や突風の影響で機体が安定しない場合もあります。(当日、風の状況確認が必要です)
注意事項としては、断崖から1m〜3mぐらい離れる事です。
それは自分が転落するリスクを避けると言う意味になります。
ドローン操縦しているとプロポ(手元のモニター)に集中し過ぎて周りの環境把握が出来なくなる事もあります。
※補助者の方に自分の立っている位置など声を出して頂く必要もあるかもしれません。

シーン3

⚫︎撮影場所:砂浜からサーフィンをしている人
⚫︎天気:晴れ
⚫︎風:2m〜4m
⚫︎時間:昼間
⚫︎機体:DJI Mavic 3 pro Cine
⚫︎フライトモード:Nモード
⚫︎ホームポイントからの距離:約1km〜2km
⚫︎難易度:★★☆☆☆

過去の事例
○千葉県でサーファーの方よりプロモーション動画撮影の際
サーフィンの撮影や海岸からの撮影は誰もが経験あるかもしれません。
その際、砂浜にドローンを置き離着陸は避けた方が良いと思います。
理由としては砂が舞い機体のありとあらゆる場所に砂が入り込みます。
一番厄介なのが、プロベラを接続している部分に入るとジャリジャリしてプロペラの回りが悪くなります。
それでなくても海岸は砂が舞っています。
飛行を終えた際などきちんとメンテナンスして綺麗に拭くことをおすすめします。
機体が錆びてしまいます。
またサーファーの方に近寄りすぎるとターンをした際に水飛沫(みずしぶき)を浴びて、墜落する場合もあります。

まとめ


結論

ハンドリリース(Hand Launch)・ハンドキャッチ(Hand Catch)は出来た方が様々シーンで役に立つ事ができます。
事前現地調査も必要かもしれませんが多くのドローンパイロットは当日(本番)飛行させるケースが多いと思います。
その場で臨機応変に対応するのであれば、ハンドリリース(Hand Launch)・ハンドキャッチ(Hand Catch)必要となります。
私の日々練習をしたり、YouTubeで学んでいます。
中でもわかりやすく解説しているチャンネルが「和ラボチャンネル様」になります。
こちらをご確認、ご参考にしてみてください。
※和ラボチャンネル様へ確認のもと掲載をしております。