はじめに
日本最西端の有人島、与那国島。
東京から約2,000km、沖縄本島からも約509km離れたこの島は、台湾までわずか111kmという「国境の島」です。晴れた日には水平線の向こうに台湾の山並みが見えることもあり、日本でありながらどこか異国情緒を感じさせる、唯一無二の場所。
DRONE47は、この日本最果ての島を特別許可のもとドローン空撮で記録しました。空から見た与那国島は、透き通るようなエメラルドグリーンの海、ダイナミックな断崖絶壁、そして広大な牧草地で放牧される与那国馬の姿など、地上からでは決して見ることのできない絶景に満ちています。
与那国島とは?
地理・気候
- 所在地: 沖縄県八重山郡与那国町
- 面積: 28.88km²(周囲約28km)
- 人口: 約1,700人(3つの集落:祖納・久部良・比川)
- 位置: 北緯24度27分、東経122度56分
- 年平均気温: 23.9℃(亜熱帯気候)
- 年間降水量: 約3,000mm
日本最西端の記録
- 台湾まで: 約111km(沖縄本島より近い!)
- 沖縄本島まで: 約509km
- 石垣島まで: 約127km
- 東京まで: 約2,000km
空から見る与那国島の魅力
1. 息をのむほど美しいエメラルドグリーンの海
ドローンが捉えた与那国島の海は、言葉では表現しきれないほどの美しさです。
黒潮の影響を受けた透明度抜群の海は、深さによって色を変え、浅瀬のターコイズブルーから深海の濃紺まで、まるで天然のグラデーション。サンゴ礁に囲まれた海岸線は複雑に入り組み、空から見るとまるで自然が描いた芸術作品のよう。
特に「ナーマ浜」「比川浜」周辺の海の透明度は圧巻で、ドローン映像ではその透き通った海底までくっきりと映し出されています。
2. ダイナミックな断崖絶壁と奇岩群
与那国島の海岸線は、荒々しい断崖絶壁が続く迫力満点の景観が特徴です。
東崎(あがりざき)
島の最東端に位置する岬。断崖絶壁の上に建つ灯台と、その周辺で放牧される与那国馬たちの姿は、ドローンならではの構図で捉えられます。空から見下ろすと、馬たちが絶壁すれすれの草原でのんびり草を食む、スリリングかつ平和な光景が広がります。
Battleship Rock (Sanninudai)
その名の通り、軍艦のような威厳ある姿の巨大な岩。高さ約30mの展望台からの眺めも素晴らしいですが、ドローン空撮では岩の全貌と周囲の海の美しさを一望できます。
Tachigami Rock
海からそびえ立つ高さ約30mの巨大な一枚岩。神が降り立ったという伝説が残るこの岩を、ドローンは360度あらゆる角度から撮影。その神秘的な存在感が際立ちます。
3. 広大な牧草地と与那国馬
島の内陸部には、見渡す限りの緑の牧草地が広がります。
ここで放牧されているのは、与那国島固有の在来馬「与那国馬」。日本在来馬の中でも最も小型で、体高は約120cm。古くから島民の生活を支えてきた貴重な存在です。
空から見ると、広大な草原のあちこちに点在する馬たちの姿が、まるで自然の中に溶け込んだアート作品のよう。海と空と緑、そして馬という、与那国島ならではの牧歌的な風景が広がります。
4. 3つの集落と人々の営み
祖納(そない) – 島最大の集落
久部良(くぶら) – 西側の漁港集落
比川(ひがわ) – 南東部の静かな集落
ドローン映像では、これら3つの集落が、険しい地形の中で海に寄り添うように形成されている様子が分かります。赤瓦の伝統家屋が点在する集落は、どこか懐かしく、時が止まったような静けさを感じさせます。
与那国島の歴史と文化
独立国家から国境の島へ
与那国島は16世紀に琉球王国の支配下に入るまで、事実上の独立国家でした。台湾や中国、東南アジアとの交易の中継地として栄え、独自の文化と言語(与那国語)を育んできました。
1972年の沖縄本土復帰とともに、与那国島は「日本最西端の島」つまり「国境の島」となりました。この地理的・歴史的背景が、与那国島の独特な文化形成に大きく影響しています。
独自の文化と伝統
与那国語(どぅなんむぬい)
日本語や沖縄語とも異なる、与那国島独自の言語。ユネスコの消滅危機言語に指定されていますが、島では継承活動が続けられています。
豊年祭
毎年旧暦6月に行われる島最大の祭事。伝統舞踊、棒術、獅子舞など、国の重要無形文化財に指定された芸能が奉納されます。
与那国織
500年以上の歴史を持つ伝統工芸。独特の「花織」「ドゥタティ織」など、複雑で美しい模様が特徴です。
与那国島の主要観光スポット
1. 西崎(いりざき)|日本最西端の地
日本最西端之碑が建つ岬。ここで見る夕日は「日本で一番遅く沈む夕陽」として知られています。空から見ると、岬の先端がどこまでも続く水平線に突き出す様子が圧巻です。
2. 海底遺跡(与那国島海底地形)
1986年に発見された、海底約25mに沈む謎の巨大構造物。自然の造形物か人工物かで議論が続く、ロマンあふれるスポット。ダイビングでしか見られない神秘の遺跡です。
3. ティンダバナ
祖納集落を見下ろす標高約85mの巨大な岩山。かつて見張り台として使われていた場所で、頂上からは集落と海が一望できます。ドローンでは、この岩山の険しさと周囲の絶景を同時に捉えています。
4. Dr.コトー診療所(志木那島診療所)
人気ドラマ「Dr.コトー診療所」のロケ地として使われた診療所。現在も撮影当時のセットが残され、観光スポットとして公開されています。
与那国島の生態系と自然
固有種・希少種の宝庫
与那国馬
日本在来馬8品種の一つで、最も小型。現在約120頭が島で飼育されています。
ヨナグニサン(与那国蚕)
世界最大級の蛾。羽を広げると240mmにもなり、その美しさから「Atlas Moth(アトラス蛾)」とも呼ばれます。
カジキマグロ
黒潮の影響で、県内随一のカジキマグロ漁獲量を誇ります。毎年7月には「日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会」が開催されます。
ダイビングの聖地
透明度20〜50mを誇る海、複雑な地形、そして冬場に現れる「ハンマーヘッドシャーク(ハンマーヘッド)の大群」で、世界中のダイバーが憧れる海です。
ドローンだから撮れた、与那国島の表情
DRONE47が撮影したドローン映像には、地上からでは決して見ることのできない与那国島の姿が記録されています。
・360度のパノラマビュー
島全体を取り囲む美しい海と、複雑に入り組んだ海岸線
・断崖絶壁の迫力
地上からでは見上げるしかない絶壁を、真横から・上から捉えた映像
・色彩のグラデーション
浅瀬から深海へと変化する海の色、緑の牧草地、赤瓦の集落
・与那国馬の生活
広大な草原で自由に暮らす馬たちの姿を、上空から追いかける
・集落と自然の共存
険しい地形の中で、海や自然と調和して暮らす人々の営み
アクセス情報
飛行機
- 那覇空港から: 約1時間30分(RAC琉球エアコミューター)
- 石垣空港から: 約30分(RAC琉球エアコミューター)
フェリー
- 石垣島から: 約4時間(週2便)
※海況により欠航が多いため、飛行機がおすすめ
島内の移動
- レンタカー: 島一周約1時間
- レンタバイク: 島一周約1.5時間
- レンタサイクル: 島一周約3〜5時間
- タクシー: 台数限定、事前予約推奨
与那国島を訪れる前に知っておきたいこと
ベストシーズン
- 海遊び: 4月〜10月
- ハンマーヘッドシャーク: 11月〜5月(冬場)
- カジキ釣り: 6月〜9月
- 台風: 7月〜10月(特に9月は要注意)
島での過ごし方
- 最低滞在日数: 2泊3日推奨(日帰りも可能だが慌ただしい)
- 食事: 新鮮なカジキマグロ、島豆腐、泡盛「どなん」が名物
- 宿泊: 民宿中心、ホテルは数軒のみ
- 買い物: コンビニなし、商店は数軒のみ
Notes
- 医療施設: 診療所1軒のみ(重症時はヘリ搬送)
- ガソリンスタンド: 島内数ヶ所のみ、日曜休業が多い
- ATM: 郵便局のみ(現金を多めに)
- 携帯電話: 一部エリアで電波が弱い
まとめ: 与那国島が教えてくれること
与那国島は、日本でありながら日本の常識が通用しない、特別な場所です。
台湾まで111km。晴れた日には水平線の向こうに異国の山並みが見える。独自の言語と文化を持ち、独立国家として栄えた歴史。海底に眠る謎の遺跡。絶海の孤島でありながら、人々は温かく、自然は圧倒的に美しい。
ドローン空撮を通じて見えてきたのは、この小さな島に詰まった壮大なスケール感と、人と自然が調和して生きる姿でした。
「日本最西端」というキャッチフレーズだけでは語りきれない、唯一無二の魅力を持つ与那国島。
ぜひ一度、この国境の島を訪れて、日本の果てに広がる絶景を体感してください。
DRONE47からのメッセージ
今回の与那国島空撮は、島の魅力を日本全国、そして世界に伝えるため、特別な許可を取得して撮影いたしました。
撮影実績の詳細:
- 与那国島全域のドローン空撮
- 東崎、西崎、軍艦岩、立神岩など主要スポット
- 与那国馬の放牧地、3つの集落
- 海岸線、断崖絶壁、サンゴ礁
- 4K高画質での記録
DRONE47は、47都道府県すべてで観光地空撮を行い、地域の魅力を発信し続けています。与那国島のような撮影困難な場所でも、適切な許可取得と撮影技術で、唯一無二の映像を記録いたします。
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DRONE47は全国1,000ヶ所以上の撮影実績を持ち、特別許可が必要な場所でも撮影可能です。
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